「パソコンを買い替えるなら、仕事で使うだけではなくゲームもやりたい」
ゲーム好きの方なら、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
とくにクリエイター向けのハイスペックマシンを買うつもりなら、なおさら可能性を考えてしまうものです。
このページでは、マウスコンピューターが手掛けるクリエイターパソコン「DAIV」でゲームをプレイするときの注意点について詳しく解説します。
実際にDAIVのパソコンでゲームをプレイした動画もピックアップしました。
パソコンゲームにも興味があるクリエイターの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次リンク
クリエイターパソコンでゲームはできる
まず結論をお伝えすると、クリエイターパソコンでゲームはできます。
どの程度のゲームを、どれくらいサクサク遊べるかはパソコンのスペック次第ですが、少なくともPS4と同等以上のゲームは十分プレイ可能です。
ただし、気を付けるべき点がいくつかあるのも事実。
どういった点に注意すべきなのか、順にご説明します。
グラフィックスはGeForce推奨
クリエイターパソコンでゲームをするときに大前提となるのは、GeForceのグラフィックスを搭載していること。
GeForceの主なラインナップは以下の通り。
- RTX2080
- RTX2070
- RTX2060
- GTX1660
- GTX1650 など
記事執筆時点で販売されているDAIVのクリエイターノートは、すべてGeForceなので問題はありません。
一方でDAIVのデスクトップパソコンの場合、グラフィックスにQuadroを搭載しているモデルがあるので要注意。
Quadroはゲームに最適化されていないため、ゲームがしたいならグラフィックスはGeForceを選びましょう。
快適なプレイに必要なスペック
ゲームをサクサク動かせるかどうかはパソコンのスペック次第、とご説明しました。
ひとつ目安として、以下のスペックを満たしていれば、多くのゲームをそれなりにプレイできます。
- CPU:第8世代以降のCore i7
- グラフィックス:GTX1060以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:500GB以上
参考までに、人気ゲームの推奨環境も調べてみました。
ここで気を付けたいのは、記載している推奨環境はあくまで「中程度の画質でそれなりに動かせる」スペックだということ。
最高画質でヌルヌル・サクサク遊ぶためには、1~2段階スペックを上げる必要があることを理解しておきましょう。
PUBG
CPU | Intel Core i5-6600K 以上 |
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グラフィックス | GTX1060 以上 |
メモリ | 16GB 以上 |
ストレージ | 30GB 以上 |
バトルロイヤルという新しいジャンルを生み出した伝説的タイトル・PUBG。
推奨環境は比較的高めで、最高画質で快適にプレイしたいならGTX1070やRTX2060以上は必須と考えてください。
画質を上げると索敵もしやすくなるので、PUBGで勝ちたいならパソコンはケチらないようにしましょう。
Apex Legends
CPU | Intel i5-3570T 以上 |
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グラフィックス | GTX970 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | 22GB 以上 |
リリース直後から爆発的な勢いでユーザー数を伸ばしたApex Legendsも、最高画質でプレイするならミドルクラス以上のスペックが必要です。
展開が早いゲームなので、スペックの低いパソコンは勝率の低下に直結。
最低でもGTX1060以上、できればRTX2060あたりを搭載したいところです。
フォートナイト
CPU | Core i5 以上 |
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グラフィックス | GTX660 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | – |
人気アイドルグループのテレビCMでも話題になったフォートナイトは、PUBGやApex Legendsと比べると軽めです。
ただ、実感値としてGTX1050でのプレイは快適とはいえません。
中以上の画質で60fpsをキープしたいなら、GTX1060以上は欲しいです。
レインボーシックスシージ
CPU | Core i5-2500K 以上 |
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グラフィックス | GTX670 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | 47GB 以上 |
世界大会も開催されているロングセラーFPSゲームといえば、レインボーシックスシージ。
2015年に発売されたゲームということもあり、推奨環境は比較的軽め。
エントリークラスのクリエイターパソコンでも快適に遊べますよ。
モンスターハンターワールド
CPU | Core i7-3770 以上 |
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グラフィックス | GTX1060以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | 30GB 以上 |
モンスターハンターワールドは重量級ゲームのため、最高画質で60fps以上をキープするには、ミドルクラス以上のスペックが必須。
PS4(通常版)でプレイする際の最大fpsは30なので、30以上のfpsをキープできればそれなりに遊べます。
ただ、画質を上げるほどモンスターやフィールドの質感が良くなるので、パソコンでモンハンをやるなら、できるだけ高画質で遊んで欲しい。
ストリートファイターV
CPU | Core i5-4690K 以上 |
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グラフィックス | GTX960 以上 |
メモリ | 8GB 以上 |
ストレージ | – |
格闘ゲームの代表的タイトル、ストリートファイターVは比較的軽いので、エントリークラスのクリエイターパソコンでも十分動かせます。
格ゲー好きな方は、アーケードコントローラーをつなげてプレイしてみてはいかがでしょうか。
クリエイターノートで遊ぶときの注意点
「ハイスペックなクリエイターパソコンなら最新ゲームもサクサク遊べる!」
と考えるのは早計です。
ゲームをスムーズに動かすためにはパソコンのスペックが重要ですが、快適にプレイするためには、ほかにも気を付けるべき点があります。
とくにノートパソコンの場合、注意点が多いです。
どんな点に気を付ければいいのか、順にご説明します。
ディスプレイのリフレッシュレートが低い
ゲーミングノートとクリエイターノートの大きなちがいのひとつに、ディスプレイのリフレッシュレートが挙げられます。
リフレッシュレートとは、ディスプレイが1秒間に何回切り替わっているかを表すもので、Hz(ヘルツ)という単位が使われます。
ゲーミングノートだと、リフレッシュレートが144Hz以上のディスプレイも多いです。
一方でクリエイターノートの場合、60Hz程度のディスプレイがほとんど。
高性能なグラフィックスを搭載して、100以上のフレームレートをキープできたとしても、ディスプレイの処理が追いついていきません。
MMORPGやアクションゲームで遊ぶなら60Hzあればとくに問題ありませんが、PUBGやApex LegendsなどのFPSゲームはプレイに影響が出ることも。
あくまでクリエイティブ用途を前提として作られたパソコンですから、リフレッシュレートの低さは受け入れないといけません。
ゲーミングモニターをつなげば解決
「クリエイターノートでもPUBGでドン勝をとりたい!」
という方は、高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターにつなげてプレイすることをおすすめします。
24インチのゲーミングモニターなら2~3万円で買えますよ。
デュアルディスプレイは仕事の効率もアップしますから、せっかくならゲーミングモニターも揃えてみてはいかがでしょうか。
ゲーミングモニターには色が安定しづらいものもあります。クリエイティブ用途メインで使うならカラーマネジメントモニターも必要ですよ。
解像度が高いとフレームレートは落ちる
ディスプレイの解像度もゲームのプレイに影響を与えることを理解しておきましょう。
たとえばDAIVのノートパソコンには4Kディスプレイを搭載したモデルがあります。
4Kでゲームをプレイする場合、フルHDと比べて4倍の処理が必要になるため、パソコンのスペックを上げないとゲームを快適にプレイできません。
写真や動画、イラストなどの編集で4Kディスプレイは役立ちますが、ゲームをプレイするうえでは少々扱いづらい存在になりえます。
とくに高いフレームレートが要求されるFPSゲームで遊びたいなら、ディスプレイの解像度は一般的なフルHDがおすすめです。
ゲームに最適化されていないキーボード
キーボードにも触れておきましょう。
モデルによって差はあるものの、ゲーミングノートのキーボードは以下のような機能を搭載しています。
- Nキーロールオーバー
- アンチゴースト
- カラフルなバックライト
- マクロ機能 など
パソコンゲームは複数のキーを同時に押すことが多いため、Nキーロールオーバーやアンチゴーストは必須といえます。
一方でクリエイターノートの場合、Nキーロールオーバーなどの機能は基本的に非搭載。
バックライトも白色のみというケースが多いですね。
別途コントローラーをつなげてプレイするならキーボードにこだわる必要はありませんが、マウスとキーボードで操作するゲームも少なくありません。
ゲーミングキーボードをつなげば解決
クリエイターノートでFPSゲームなどをプレイするときは、ゲーミングキーボードを使えばすべての問題が解決。
1万円前後のゲーミングキーボードを買えば、Nキーロールオーバーやカラフルなバックライト、マクロ機能などは大体搭載されています。
もちろんゲーム用途以外でも使えますし、打鍵感が素晴らしいキーボードも多いので、気になる方はAmazonなどでゲーミングキーボードを検索してみてください。
内部ファンの冷却性能に大きな差はない
「クリエイターノートとゲーミングノートは、冷却性能もちがうのでは?」
と思われる方も多そうですが、マウスコンピューターに確認したところ、両者の冷却性能に大きな差はないそうです。
ノートパソコンでゲームをプレイすると、パソコンは徐々に熱を帯びていきます。
冷却のためにパソコン内部のファンが勢いよく回転するのですが、クリエイターノートだからといってファンの性能が低いということはありません。
とはいえ何時間も連続でプレイするのはパソコンにも体にも負荷が大きいので、適度に休憩を挟みましょう。
マウスコンピューター以外のメーカーについては未確認です。
内部ストレージの残量に要注意
最後にもうひとつ、ゲームをいくつもインストールすると、あっという間にストレージがいっぱいになります。
最近のパソコンゲームは容量が重く、1つのゲームで50GBを超えることも。
写真のRAWデータやYoutube動画で使う素材など、クリエイターは重たいデータをたくさん扱いますよね。
ノートパソコンの場合、あとからストレージを追加するのは少し大変なので、予算に余裕がある方は購入時にオプションを追加しておきましょう。
ゲーム専用のストレージと、普段使い用のストレージを分けられるとベストですね。
昔撮影した古いRAWデータなど、頻繁に使わないデータはクラウドストレージで保管するのもおすすめです。
DAIVならゲームも快適にプレイ可能
普段はPhotoshopやPremiere Proで作業しつつ、休憩中やオフの日はゲームで遊ぶ、なんてこともDAIVなら叶えられます。
ただ、ゲーム用途に最適化されていないため、注意点がいくつかあるのも事実。
プレイしたいゲームに合わせて、ディスプレイやキーボード、コントローラーなどをそろえていきましょう。
「いろいろオプションを追加したら、値段がすごいことになりそう・・・」
と心配な方は、まずは見積もり画面をいじってみてはいかがですか。
オプションをつけたり外したり、ポチポチしているだけでも結構楽しいですよ。
ゲーム好きなクリエイターの方は、DAIVのクリエイターパソコンをぜひ候補に入れてみてください。