レビュー

raytrektab(レイトレックタブ)レビュー|手軽なお絵かき用タブレット

レイトレックタブのレビュー

ドスパラが販売するマンガ・イラスト制作にぴったりなタブレット、raytrektab(レイトレックタブ)DG-D10IWP2をお借りしました。

広くて描きやすい10.1インチのWUXGA(1,920×1,200)液晶を搭載、WACOM製の超軽量デジタイザーペンも付属したお得なモデルです。

気軽に持ち歩けるお絵かき用タブレットを探している方は、ぜひご覧ください。

レイトレックタブの概要

レイトレックタブ

raytrektab DG-D10IWP2がどういったタブレットなのか、特徴を整理すると以下の通り。

CLIP STUDIO PAINT DEBUTが付属

8万円台で買えるコスパの高さ

軽くて高性能なデジタイザーペン

Windows搭載で操作が簡単

PCとしてのスペックは低め

長時間使用で本体が熱くなる

サブPCとしては少々パワー不足感があるものの、お絵かき用タブレットとしては必要十分なスペックが備わっています。

具体的なスペックやインターフェイスなど、順にご紹介します。

スペック

raytrektab DG-D10IWP2の基本構成は以下の通り。

OSWindows 10 Pro 64ビット
CPUPentium Silver N5000
GPUIntel UHD Graphics605
メモリ8GB DDR4
ストレージ128GB SSD

記事執筆時点の価格は76,667円、消費税や配送料込みで87,633円です。

搭載されているCPUは4コア4スレッドでベース動作周波数1.10GHzのPentium Silver N5000。

TDP(最大消費電力)6Wの超省電力モデルです。

メモリやストレージ容量のカスタマイズには非対応ですが、ストレージはmicroSDカードで+128GBまで増設が可能。

ストレージ容量が心配な方は、OneDriveやDropboxなどのクラウドストレージの活用もおすすめです。

59,800円~に値下げされました。

外観・デザイン

パッケージデザインはご覧の通り。

パッケージ
パッケージ

iPhoneやiPadのように、みっちりとした梱包で高級感があります。

表面
裏面

寸法は245×176×9mmで、小さめのカバンでも持ち運べるサイズ。

両面にカメラも搭載。

重量は657gと、程よいずっしり感があります。

側面図
側面図

本体下側についている端子は、別売りの専用カバータイプキーボード(税別3,704円)を接続するためのもの。

側面図
側面図

音量や電源、USB3.0 Type-C(給電兼用)とイヤホンジャックは本体左側に集中。

ストレージスロット

microSDカードのスロットはカバー内側にあります。

付属品

付属品一式

付属品は以下の通り。

レイトレックタブの付属品
  • ACアダプター
  • 筆圧感知機能付きペン
  • 三菱鉛筆9800 デジタイザペン
  • 手書き風液晶保護フィルム
  • CLIP STUDIO PAINT DEBUT(シリアルコード)

説明書も付属していますが、各機能の説明のみで内容はとてもあっさり。

説明書

iPadなどに慣れている方なら問題なさそうですが、はじめてタブレットを買う方だと最初は戸惑うかも。

デジタイザーペン

raytrektab DG-D10IWP2にはペンが2つ付属。

デジタイザーペン
鉛筆のようなペン

黒いペンは重量がたった5gと超軽量。

0.7mmのペン先直径で、細い線を描きやすいです。

細くて滑りやすい材質なので、がっつりイラストを描きたい方は何かしらグリップをつけたほうがよさそう。

ペンのちがい

もうひとつは三菱鉛筆のような見た目で、少し太めの線が描けます。

いずれも筆圧は4,096段階で検知、芯交換には非対応。

WACOM Feel Technologyに対応したペンならどれでも使えるので、ペンにこだわる方はAmazonなどで探してみてください。

ディスプレイ

レイトレックの色域

ディスプレイは10.1インチのWUXGA(1,920×1,200)液晶で、ベゼル(縁)は太め。

ただ、手を置いてイラストを描くうえではベゼルが太いほうが誤動作を防ぎやすいです。

発色も十分きれいに見えますが、Retinaディスプレイ搭載のiPad Pro(10.5インチの2017年モデル)と同じ写真を見比べてみると、かなり差があるのがわかります。

ipadproとの比較

趣味の範囲ならまったく問題ありませんが、厳密な色管理が求められるクライアントワークには少々厳しい印象です。

撮影で使用している黒いスタンドは筆者私物です。レイトレックタブには付属していません。

カメラ

カメラも2基搭載されていますが、メインカメラは約500万画素、インカメラは約200万画素とスペックは低め。

実際にサンプルを撮影してみました。

メインカメラ
メインカメラ
インカメラ
インカメラ

今どきの高性能なスマホカメラに慣れていると、どうしても画質が粗く感じます。

メインカメラは全体的ににじんだようになっていますし、メインカメラとインカメラで色合いが大きく変わるのも微妙なところ。

ビデオ通話で使用したり、イラストの下絵として写真を撮る程度なら問題なさそうですが、大切な思い出を記録するためのカメラとしてはパワー不足です。

指紋認証センサー

指紋センサー

指紋認証センサーも搭載されているため、外出先などでタブレットを操作する方も安心。

ただし、iPhoneのように指をかざすだけでロック解除とはいかず、側面の電源ボタンを押してから指紋認証を通さないといけません。

少々手間なので、セキュリティ面の不安が少ない方は無理に使わなくてもよさそうです。

イラストの描き心地を検証

イラストの描き心地

ここからは実際にレイトレックタブでイラストを描いてみた感想についてまとめていきます。

先に結論をお伝えすると、気になる点はいくつかあるものの、お絵かき用タブレットとしては十分使えます。

ただし、さすがにiPad Proとは差があるように感じました。

画面の視差

画面の視差

視差とは、ペン先とタブレットの画面に生じるわずかな差のこと。

レイトレックタブの場合、おそらく1mmかそれ以下ではあるものの、若干の視差があります。

また、ペンの動きとタブレットの表示にごくわずかなタイムラグも発生しているように感じました。

いずれもクセをつかんでしまえば問題ありませんが、今まで紙で絵を描いていた方は慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

タッチ感度

2点タッチ

タッチ感度がイマイチな点も気になりました。

イラストの拡大や縮小、回転や移動をしたいとき、指をうまく検知してくれなかったり、止めたいところでピタッと止まってくれなかったり。

確実に操作するためには、ゆっくり指を動かす必要があります。

誤動作の多発

また、イラストを描いているときに手を検知してしまい、誤動作が起きることもしばしば。

タブレット用グローブをお持ちでない方は注文時に税抜908円で追加できるので、一緒に購入することをおすすめします。

発熱

15分程度なら気になりませんが、30分以上絵を描いていると徐々に本体が熱を帯びてきます。

触れなくなるほど熱くはなりませんが、膝の上で描いていたりするとさすがに気になります。

本腰を入れてイラストやマンガを描くときは、ちゃんと机の上で姿勢を正して描くことをおすすめします。

バッテリー

充電中の様子

レイトレックタブの仕様上のバッテリー駆動時間は約7時間。

タブレットの使い方次第ではありますが、イラスト用途なら4~5時間は余裕で持ちそう。

USBポートがひとつしかないため、充電しながら外部デバイスを使いたいときは給電可能なUSBハブが必要です。

iPad Proとの比較

iPad Proとの比較

手持ちのiPad Pro(10.5インチの2017年モデル)と書き心地を比較してみました。

正直に書いてしまうと、絵の描きやすさという点ではiPad Proの圧勝です。

raytrektab
レイトレックタブの作例
iPad Pro
iPadproの作例

iPad Proは視差やタイムラグ、Apple Pencil使用中の誤動作もほぼゼロ。

3年前のモデルなので、最新モデルだともっと描きやすいかもしれません。

ネックになるのは値段の高さと、搭載されているOSのちがいでしょうか。

記事執筆時点の最新モデル、11インチのiPad Proと主なスペックを比較してみました。

raytrektabiPad Pro 11インチ
Apple Pencil
ディスプレイ10.1インチ
WUXGA液晶
11インチ
Liquid Retinaディスプレイ
解像度1,920×1,2002,388×1,668
ストレージ128GB128GB
価格
(消費税・送料込)
87,633円109,230円

iPad Proだけなら93,280円で買えますが、Apple Pencilも加わると10万円オーバー。

一方でraytrektabはペンが2本付属で8万円台で購入可能、さらにCLIP STUDIO PAINT DEBUTも付属。

普段Windowsのパソコンを使っている方なら違和感なく操作できる点もメリットといえそうです。

持ち運びやすさや予算を無視できるなら、画面が大きくて描きやすい12.9インチのiPad Proがおすすめです。

その他用途の使い心地

レイトレックタブ

イラストやマンガ以外の用途でもレイトレックタブを使ってみました。

重い作業はさすがに厳しいものの、動画視聴やちょっとした事務作業程度なら問題なくこなせそうです。

ブラウジング

ブラウジングの例

まずは各サイトの閲覧やYoutubeの視聴を試してみました。

ブラウザはプリインストールされているEdgeを使用。

搭載されているCPUがPentium Silver N5000ということもあって、動作は若干もっさりしています。

Youtubeの視聴

ネット環境さえ安定していればおおむねスムーズなので、ネットショッピングや動画視聴用のタブレットとしても活躍します。

防水・防滴には非対応なので、お風呂やキッチンなど、水回りの近くで使うときは要注意。

事務作業

事務作業も可能

事務作業でも快適に使えるかをチェックしました。

タッチキーボードがすぐに出てこない場面が何度かあったため、Bluetoothでキーボードを接続。

Bluetooth対応のキーボードがLogicool G913しかなかったので見た目はアンバランスですが、一度接続してしまえばスムーズな文字入力が可能です。

移動中にメールを返信したり、出先でドキュメントをチェックするくらいの用途なら問題なくこなせそうです。

レイトレックタブのまとめ

レイトレックタブ

レビューのまとめとして、最後にもう一度raytrektab DG-D10IWP2の特徴を整理しておきます。

CLIP STUDIO PAINT DEBUTが付属

8万円台で買えるコスパの高さ

軽くて高性能なデジタイザーペン

Windows搭載で操作が簡単

PCとしてのスペックは低め

長時間使用で本体が熱くなる

普段、Windowsのパソコンをメインで使っている方で、手ごろなタブレットが欲しい方におすすめ。

ノートパソコンの代わりになるほどのパワーはないため、あくまでイラストやマンガを描くための機材、と割り切って使うのがよさそうです。

記事執筆時点では翌日出荷に対応していて48回まで分割手数料が無料、さらにポイント還元も実施中。

気軽に持ち歩けるお絵かき用タブレットを探している方は、ドスパラのレイトレックタブを検討してみてください。

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