レビュー

raytrek R5-TA5 32GBレビュー|RTX 3050搭載のスタンダードモデル

raytrek R5-TA5 32GBレビュー

ドスパラが販売するクリエイターパソコン、raytrek(レイトレック)R5-TA5 32GBをお借りしました。

Core i7-11800HとRTX 3050を搭載し、RAW現像やイラスト、動画編集まで幅広く活躍するモデルです。

予算17万円前後でクリエイター向けのノートPCを探している方は、ぜひご覧ください。

レイトレック R5-TA5の特徴

raytrek R5-TA5

レイトレック R5-TA5がどんなパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

RAW現像の書き出し速度が速い

sRGBカバー率約99%の広色域

29周年記念モデルが安くてお得

PCゲームもそこそこ動かせる

ターボモードはファンがうるさい

スペックやデザインなど、順にご説明します。

スペック

CPUやGPUなど、今回お借りしたパソコンの基本構成は以下の通り。

基本スペック
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-11800H
GPUGeForce RTX 3050
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe M.2 SSD
販売価格168,280円(消費税・配送料込)※離島除く

CPUとGPUの詳しいスペックを知りたい方は、こちらをご覧ください。

CPU-Z
CPU-Z
GPU-Z
GPU-Z

メモリは32GB、ストレージも1TBと十分な容量が搭載されています。

掲載している仕様および価格は記事執筆時点のものです。最新情報は公式サイトにてご確認ください。

29周年記念モデルも販売中

29周年記念モデル

記事執筆時点では、raytrek R5-TA5のドスパラ29周年記念モデルも販売中。

記念モデルの基本スペック
OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-11800H
GPUGeForce RTX 3050
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe M.2 SSD
販売価格166,280円(消費税・配送料込)※離島除く

筆者が確認した限り、搭載スペックは通常モデルと変わらず、2,000円安く買えます。

記念モデルがいつまで販売するか不明ですが、こちらを選んだほうが良いでしょう。

RTX 3060搭載モデルと比較

raytrek R5-TA6

GPUにRTX 3060を搭載したraytrek R5-TA6も、実機をお借りしてレビューしました。

主なスペックを比較すると以下の通り。

モデルraytrek R5-TA5raytrek R5-TA6
CPUCore i7-11800H
GPURTX 3050RTX 3060
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe SSD
販売価格
(税・送料込)
168,280円193,279円

見た目はほぼ同じですが、ACアダプターの出力やThunderbolt 4の有無など、こまかいちがいがあります。

4K動画の編集など、重い作業がメインならRTX 3060搭載モデルを選んだほうが良いでしょう。

予算と用途に合わせて、最適なモデルを選んでください。

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外観・大きさ

ここからはレイトレック R5-TA5の外観を見ていきます。

レイトレック R5-TA5
レイトレック R5-TA5

シルバーの天板にraytrekのロゴのみ、というシンプルなデザインです。

職場で使用していても、まったく違和感がありません。

レイトレック R5-TA5
レイトレック R5-TA5

底面はパソコン内部の熱を逃がすために、ところどころメッシュ状になっているため、ふさがないように気を付けましょう。

仕様上の大きさは360×244mmで、15.6型としては標準的な大きさ。

分厚さ

高さは約20mmと、やや厚みがあるものの搭載されているスペックを考えれば十分スリムに思えます。

一般的なビジネスバッグで難なく持ち運べるサイズです。

PCの重量

重量は実測で約1.9kgでした。

毎日持ち歩くには少々重たく感じるかもしれません。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは120Wの高出力タイプ。

消費電力の高いパーツを搭載しているため、そこそこ大きいです。

ACアダプターの重量

ケーブル込みの重量は約562gでした。

仕様上のバッテリー駆動時間は約6.3時間とそれなり。

数時間程度の外出ならバッテリーだけでまかなえそうですが、重い作業をするときは基本的にACアダプター必須と考えたほうがよいでしょう。

インターフェイス

ここからは各種インターフェイスを見ていきます。

まずは本体の左側から。

左側のインターフェイス
  • ケンジントンロック
  • USB 2.0
  • マイク
  • イヤホン

右側にもUSBポートなどが用意されています。

右側のインターフェイス
  • SDカードリーダー
  • USB 3.2 Gen1 ×2

電源ケーブルや外部モニターとの接続端子は背面にあります。

背面のインターフェイス
  • USB 3.2 Gen2 Type-C
  • HDMI 2.1
  • LAN
  • 電源

背面のUSB Type-Cポートは映像出力に対応。

さらにBluetooth 5.1はもちろんWi-Fi 6にも対応。

有線LANポートも用意されていますが、無線でも快適に大容量データのやりとりが可能です。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーつき日本語配列の102キー。

今までのレイトレックはキー配列にクセのあるモデルが多かったのですが、打ちやすい配列に進化しています。

左側の配列
左側の配列

テンキーを多用する方は、0の位置が右にずれているので最初は戸惑うかもしれません。

電源ボタンの左側に用意されているのは、モードチェンジボタン。

モードチェンジボタン

プリインストールされているControl Centerからモードを変えることもできます。

重たい作業をするときはターボモードがおすすめですが、ファンの回転音はかなり大きいので要注意。

Control Center
Control Center

バックライトの色や明るさ、発光パターンも変えられます。

キーごとに色を変えるような、細かいカスタマイズには対応していません。

タッチパッド

タッチパッドは一体型で、サラサラとした質感で使いやすいです。

指紋認証などの機能は非搭載です。

ディスプレイ

ディスプレイ

ディスプレイは15.6インチのフルHD(1,920×1,080)解像度。

リフレッシュレートも60Hzと標準的なスペックです。

ふちの薄いナローベゼルかつノングレア(非光沢)仕様で、視野角も十分広く感じました。

仕様上に記載がないので推測にはなりますが、パネルはIPSまたは同等レベルの製品と思われます。

Webカメラ

ディスプレイ上部にはWebカメラも搭載。

ビデオ通話やオンライン会議などの用途で活躍します。

最大開閉時

ディスプレイは最大でここまで開きます。

sRGBカバー率約99%

色域のグラフ
ガンマカーブ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

レイトレック R5-TA5の色域
  • sRGBカバー率:99.2%
  • AdobeRGBカバー率:74.0%

sRGBカバー率は、ほぼ100%といってしまって問題なさそうです。

クリエイターPCとしては十分な色域の広さといえるでしょう。

写真やイラストなど、Webで完結する作業なら業務レベルでも使用可能。

AdobeRGBカバー率は少し低めなので、印刷を前提とした業務では、さすがにカラーマネジメントモニターが必要です。

クリエイティブ性能の検証

レイトレック R5-TA5

ここからは実際にraytrek R5-TA5でクリエイティブ系ソフトウェアを動かして、どれくらい快適に作業できるのかを検証しました。

検証時はControl Centerで「ターボモード」に設定。

ターボモードはファンの回転音がとてもうるさいため、使用する場所には注意が必要です。

動画編集

動画編集

まずはPremiere Proで動画編集を試しました。

メモリが32GB搭載されていることもあり、Youtube動画を作る程度の作業ならまったくストレスを感じません。

複数の動画をつなげたり、テロップやエフェクトを加えるなど、処理の遅延を感じることなく快適に作業できます。

ただしGPUはそこまで強くないため、4K動画の編集やAfter Effectsなどをフル活用すると、さすがに重くなる場面が増えそうです。

書き出し速度の検証

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるかも検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264(Youtube 1080p FHD)23:55
H.264(Youtube 2160p 4K UHD)7:56

4KからフルHDへの書き出しには少し時間がかかりましたが、ノートPCとしては十分すぎるほど速いです。

クリエイター向けのデスクトップPCなら同条件で5分を切るモデルもあり、さすがに差はあります。

RAW現像

RAW現像

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェックしました。

書き出し条件は以下の通り。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

画素数別にそれぞれ100枚を書き出して、かかった時間を計測した結果がこちら。

画素数別 RAW現像の処理速度
4575万画素
Nikon D850
2:25
3635万画素
Nikon D810
1:43
2420万画素
SONY α7 III
1:14
2020万画素
Canon G7 X
0:55

ノートPCとしては素晴らしい書き出し速度です。

同じCPUを搭載したraytrek R5-TA6と比べると若干遅くなっていますが、実用上はまったく問題ないでしょう。

日々時間に追われているプロカメラマンも安心して使える性能です。

レタッチもそこそこ快適

Photoshop

Photoshopでフィルター適用時の処理速度をチェックしました。

高画素データはさすがに処理に数秒程度かかるものの、一般的なノートパソコンと比べれば爆速です。

トーンカーブや色味の調整など、何十枚とレイヤーを重ねるような画像処理も快適に作業できます。

イラスト・マンガ

IllustratorとCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)も動かしてみました。

Illustrator
Illustrator
クリスタ
クリスタ

Illustratorではちょっとしたロゴを作ったり、高解像度の写真データを埋め込んだチラシ用の印刷データを整えるなど、いずれもサクサク動かせます。

ファイルサイズが数GBを超えるような重たいデータでない限り、スムーズに動かせるでしょう。

クリスタも処理の遅延を感じることなくサックサクに動かせました。

ペイントソフトは動作の軽いものが多く、イラストやマンガの制作がメインならもっとスペックの低いPCでも快適に動かせます。

各種ベンチマーク結果

レイトレック R5-TA5

各種クリエイティブソフトを快適に動かせることがわかったところで、ここからは各種ベンチマークソフトの検証結果をご紹介します。

まずはパソコンの総合的な性能をチェックするPC Mark10を試した結果がこちら。

PC Mark10

クリエイター向けのPCとしては若干控えめに感じますが、一般的な薄型ノートPCと比べれば十分なハイスコアです。

各種クリエイティブ用途はもちろん、ExcelやWordなどの事務作業もサクサクこなせるスペックです。

計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20

主なCPUをCINEBENCH R20のスコアで比較してみると以下の通り。

CINEBENCH R20 スコア比較
Core i7-10700
4,548
Core i7-10875H
3,471
Core i7-11800H
3,241
Core i7-9700
3,225
Core i5-10400F
3,129

同じCPUを搭載したraytrek R5-TA6ではスコアが4,000を超えていたので、少し低めに出ています。

raytrek R5-TA6とraytrek R5-TA5ではACアダプターの出力が異なるため、CPUの性能に差が出るのかもしれません。

Crystal Disk Mark

Crystal Disk Mark

CrystalDiskMarkでストレージの転送速度をチェックしたところ、読み込みで3,116MB/sと素晴らしいスコアでした。

書き込みは速度が落ちているものの、気になることはないでしょう。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
(Gen4)
5,000
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのNVMe M.2 SSD(Gen4)なら、読み込み速度が7,000MB/sを超えるものもあります。

Fire Strike

Fire Strike

3DMarkのFire Strikeのスコアを比較すると以下の通り。

Fire Strike スコア比較
GTX 1660 SUPER
13,165
RTX 3050 Ti
12,147
RTX 3050
11,111
GTX 1650 SUPER
10,392
GTX 1650
8,479

性能としてはGTX 1660 SUPERより少しアップした程度。

最新PCゲームを高画質でヌルヌル動かすにはパワー不足ではあるものの、写真や動画の編集などの用途であれば十分な性能です。

オンラインゲーム

定番のベンチマークソフトも走らせました。

解像度は1,920×1,080(フルHD)に設定したところ、重量級ゲームのFF15が最高画質で「やや快適」、FF14は「とても快適」という結果でした。

クリエイター向けのPCではありますが、グラフィック設定を調整すれば、PCゲームもそれなりに動かせてしまいます。

FF15

FF15
高品質5041(やや快適)
標準品質7127(快適)
軽量品質9205(とても快適)

FF14 暁月のフィナーレ

FF14 暁月のフィナーレ
最高品質13052(とても快適)
高品質15974(非常に快適)
標準品質19483(非常に快適)

フレームレート検証

フォートナイト

実際にフォートナイトを動かしてどの程度のフレームレートを出せるか検証しました。

最高画質~低画質の平均フレームレートは以下の通り。

フォートナイトの平均フレームレート
最高画質
62fps
高画質
87fps
中画質
155fps
低画質
228fps

いずれもレンダリングモードはDirectX 11で、3D解像度は100%に設定して検証した結果です。

低画質まで落とせば200以上のフレームレートを出せますが、モニターのリフレッシュレートが60Hzなので映像には反映されません。

ゲームもしっかりやりたい方は、ゲーミングモニターにつなげてプレイすることをおすすめします。

写真が好きな方におすすめな1台

レイトレック R5-TA5

レビューのまとめとして、レイトレック R5-TA5の特徴を再度おさらいしておきます。

RAW現像の書き出し速度が速い

sRGBカバー率約99%の広色域

29周年記念モデルが安くてお得

PCゲームもそこそこ動かせる

ターボモードはファンがうるさい

標準仕様だとOfficeは非搭載ですが、ビジネス用途でもバリバリ活躍するノートPCです。

記事執筆時点では48回まで分割手数料が無料になるキャンペーンも実施中。

クリエイター向けノートPCを探している方は、ドスパラのレイトレック R5-TA5を検討してみてはいかがでしょうか。

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