レビュー

DAIV 5Nレビュー|写真や動画の編集が快適なノートPC

DAIV 5Nレビュー

マウスコンピューターが販売するクリエイターパソコン、DAIV 5Nをお借りしました。

高性能なCPUとグラフィックカードを搭載したノートパソコンで、写真や動画の編集をはじめ、あらゆる用途で活躍する万能マシンです。

各種用途でどれくらい快適に使えるのか、じっくり検証しました。

ハイスペックなクリエイターノートを探している方は、ぜひご覧ください。

DAIV 5Nの概要や特徴

DAIV 5N

DAIV 5Nがどんなパソコンなのか、特徴を整理すると以下の通り。

  1. 重い作業も楽々こなせるパワフルマシン
  2. 広色域かつナローベゼルで見やすい
  3. 有機ELパネル・4K解像度も選べる
  4. 最新パソコンゲームもサクサク遊べる

細かいスペック面など、順にご説明します。

スペック

CPUやグラフィックカード(GPU)など、今回お借りしたパソコンの基本構成は以下の通り。

OSWindows 10 Home 64ビット
CPUCore i7-9750H
GPUGeForce RTX2060
メモリ16GB(8GB×2)
ストレージNVMe M.2 SSD 512GB

CPUは第9世代のCore i7-9750Hで、6コア12スレッドで動作周波数は2.60GHz(最大4.50GHz)とノートパソコン向けのCPUとしてはハイエンドクラス。

性能が高い分、消費電力(TDP)は45Wとノートパソコン向けCPUとしてはかなり高めです。

CPU-Zの結果は以下の通り。

CPU-Zの結果

グラフィックスはミドルクラスのRTX2060を搭載。

動画編集をはじめRAW現像などで役立つほか、最新パソコンゲームも動かせる実力があります。

GPU-Zの結果は以下の通り。

GPU-Zの結果

ストレージは標準仕様だと512GBと控えめなので、心配な方はオプションでストレージの追加がおすすめ。

メモリも16GBあるため、4K動画をがっつり編集するなどの重い作業でない限り、ストレスを感じる場面は少ないでしょう。

ラインナップ

DAIV 5N

DAIV 5Nは2つのモデルが販売されています。

CPUなどのスペックは同じで、ディスプレイのパネルと解像度が異なります。

CPUGPUメモリディスプレイ価格(税別)
Core i7-9750HRTX206016GBフルHD IPSパネル179,800円〜
Core i7-9750HRTX206016GB4K 有機ELパネル229,800円~

今回お借りしているのはフルHD IPSパネルのモデルです。

カラーマネジメントモニターを別途お持ちの方や、ディスプレイへのこだわりがなければフルHD解像度のIPSパネルでまったく問題ありません。

有機ELパネルは暗部の階調をきれいに表現できたり、明暗差の大きな写真も美しく表現できるという特徴があります。

RAW現像やレタッチなど、写真の編集がメインなら4K解像度の有機ELパネルを検討してみてください。

なお、記載している仕様および価格は記事執筆時点のものです。

パソコンは時期によって価格が変動しますし、タイミングが良ければ割引キャンペーンが適用されてお得に買えます。

最新価格およびキャンペーンの有無は、必ず公式サイトにてご確認ください。

外観・大きさ

ここからはDAIV 5Nの外観を見ていきます。

天板

マットなブラックにDAIVのロゴのみというシンプルなデザイン。

仕様上の大きさは359×257.8mmと、一般的な薄型ノートパソコンと比べると大きめ。

分厚さは約3cm、重量はパソコン単体で約2.4kg。

一般的なビジネスバッグなら問題なく収納できるサイズですが、パソコン用の収納スペースが狭いカメラバッグだと少々怪しいです。

底面

裏面はパソコン内部の熱を逃がすために、ところどころメッシュ状になっています。

通気口をふさいでしまうことがないように、パソコンの設置場所には気を付けましょう。

着脱式のバッテリー

バッテリーは着脱式で、付属のネジ2本で固定する必要があります。

カチャっとはめ込むだけでバッテリーを固定できるノートパソコンが多いなか、ドライバーでネジをしめないといけないのは少々面倒くさい。

仕様上の動作時間は約7.7時間ですが、重い作業は消費電力も高くなるため基本的にACアダプターへの接続をおすすめします。

ACアダプター

ACアダプター

ACアダプターは180Wの大容量タイプが付属。

ハイスペックノートパソコンの宿命ですが、大きくて重たいです。

ACアダプターの重量

ACアダプター単体の重量は約670gで、パソコンと一緒に持ち歩くと約3kg。

ちょっとした筋トレになる重さです。

インターフェイス

ここからは各種インターフェイスを見ていきます。

右側面のインターフェイス
  • USB3.1(Type-C)
  • USB3.0(Type-A)
左側面のインターフェイス
  • USB3.0(Type-A)
  • マイク
  • イヤホン

左右のインターフェイスは最小限に抑えられている印象です。

背面のインターフェイス
  • LAN
  • HDMI
  • Mini DisplayPort
  • USB3.1(Type-C)
  • USB3.0(Type-A)
  • 電源

外付けのモニターと接続するための各種端子は背面に集中。

電源ケーブルも背面からつなげます。

前面のインターフェイス
  • マルチカードリーダー

SDカードなどを読み込めるUHS-II対応カードリーダーは前面に配置。

なかなか珍しいです。

各種ランプ

前面にはバッテリー状況などをチェックできるランプもあります。

キーボード

キーボード

キーボードはテンキーを含む日本語配列の107キー。

キーピッチは約18.2mm、キーストロークも約1.8mmとノートパソコンとしては標準的。

テンキー周り

クセのないうちやすいキーボードですが、テンキーは少し狭く作られています。

スペースキーまわり

スペースキーも短めですが、気になるほどではありません。

バックライト

キーボードはバックライトも搭載されていて、プリインストールされている専用アプリ(LED KEY SETTING)から色や明るさを変えられます。

バックライト設定画面

ひとつずつ色を変えるなど、細かい設定はできないようです。

指紋認証付きタッチパッド

タッチパッドは分離式で、Windowsのログイン時に使える指紋認証センサーも搭載。

パッと見ではほとんどわかりませんが、タッチパッドの中央、少し上あたりに指を置くと指紋が認証されます。

ディスプレイ

ディスプレイ

今回お借りしたモデルのディスプレイは、15.6型のフルHD(1,920×1,080)解像度でIPSパネルを採用。

ふちが薄いナローベゼルかつノングレア(非光沢)仕様で、視野角も上下左右178度と広いため非常に見やすいです。

好みの問題にはなりますが、ツルツルの光沢仕様だと作業場所によっては蛍光灯が映り込んで見えづらいです。

最大開閉時

ディスプレイはあまり開かないため、ノートパソコン用のスタンドを使う人は要注意。

一般的な使い方であれば、まったく問題ありません。

sRGB比は約90%

色域のグラフ

i1 Profilerでディスプレイの色域をチェックした結果は以下の通り。

DAIV 5Nの色域
  • sRGB比:90%
  • AdobeRGB比:70%

一般的なノートパソコンと比べれば色域は十分広いですが、厳密に色を管理するならカラーマネジメントモニターは必須。

趣味の範囲で使うなら気にする必要はないでしょう。

仕様上はNTSC比約72%(sRGB比 約102%に相当)となっているため、きちんとした環境で測定すればもう少し数値が高くなるかもしれません。

クリエイティブ性能の検証

DAIV 5N

ここまでDAIV 5Nの基本的なスペック面をご紹介しました。

ここからは実際に各種ソフトウェアを動かして、どれくらい快適に作業できるかを見ていきます。

検証に使用したソフトは以下の5つ。

  1. Photoshop
  2. Lightroom
  3. Premiere pro
  4. Illustrator
  5. CLIP STUDIO PAINT

順にご紹介します。

Photoshop

Photoshop

まずは画像加工ソフトの代名詞的存在、Photoshopでテスト。

高性能なCPUかつメモリも16GB搭載しているため、サックサクに動かせます。

数百GBになるような重いPSDデータを扱うときも、スムーズに動かせるでしょう。

フィルター適用もスムーズ

フィルター適用

各種フィルター類の適用も試したところ、いずれも2~3秒で処理が完了。

さすがに多少の時間がかかるものの、一般的な薄型ノートパソコンと比べれば抜群に快適です。

Lightroom

Lightroom

続いてLightroomでRAWデータの書き出し速度をチェック。

画素数別に100枚を書き出して、かかった時間を計測しました。

画素数別 RAW現像の処理速度
4575万画素
Nikon D850
3:28
3635万画素
Nikon D810
2:29
2420万画素
SONY α7 III
1:57
2020万画素
Canon G7 X
1:33

画素数が多くなるほど、書き出しにかかる時間も長くなります。

D850のRAWデータ100枚を2分半で書き出せるなら、かなり優秀です。

書き出し条件は以下で統一しています。

Lightroomの書き出し条件
画像形式JPEG
画質100
カラースペースsRGB
画像のサイズ未調整(撮影データそのまま)
解像度350
メタデータすべてのメタデータ
(人物情報や撮影場所の情報は削除)

等倍表示や現像も快適

グラフィックカードにRTX2060を搭載しているため、WQHDや4K解像度のモニターにつなげてもサクサク現像できました。

等倍表示もほぼ遅延なく表示できますし、各種プリセットもスムーズに反映されて非常に快適です。

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Premiere pro

Premiere pro

動画編集の性能をチェックすべく、Premiere Proをインストール。

こちらも処理が重くなるような場面は一切なく、終始スムーズに編集できました。

ただし、動画編集がメインの方はメモリを32GBに増やすことを考えてみてください。

4K動画の編集やAfter Effectsなども使うつもりなら、なおさらメモリに余裕を持たせておくことをおすすめします。

メモリ16GB→32GBへのアップグレードは+14,800円(税別)です。

4K動画の書き出し

4K動画の書き出しに、どれくらい時間がかかるかも検証しました。

検証のために用意したのは、GoPro HERO7 Blackで撮影した4K 60fpsの動画データ。

書き出し条件とかかった時間は以下の通り。

H.264(Youtube 1080p FHD)4:03
H.264(Youtube 2160p 4K UHD)6:19

かなり速いです。

一般的な薄型ノートパソコンだと4K動画の書き出しに40分以上かかることも少なくありません。

フルHDの動画なら処理速度はさらに速くなりますから、とても快適です。

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Illustrator

Illustrator

Illustratorをスムーズに動かせるかどうかもチェック。

ちょっとしたロゴを作ったり、高解像度の写真データを埋め込んだチラシ用の印刷データを整えたり、いずれもスムーズに動かせました。

IllustratorのCC 2019は「重い!」と評判ですが、推奨環境はすべて満たしているので問題ありません。

余程重たいデータを扱わない限り、サクサク動かせるでしょう。

CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)も動かしてみたところ、まったく問題なく動かせました。

使用したペンタブはワコムのIntuos Small。

記憶だけを頼りにピカチュウを描いてみようと思いましたが、無謀でした。

クリスタはもともと動作が軽いので、イラストやマンガの制作がメインならスペックをもう少し落としてもよさそうです。

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各種ベンチマーク結果

DAIV 5N

各種クリエイティブソフトを快適に動かせることがわかったところで、ここからは各種ベンチマークソフトの検証結果をご紹介します。

まずはパソコンの総合的な性能をチェックするベンチマークソフト、PCmark 10のスコアは4,644でした。

PCmark 10のスコア

ExcelやWordなどの事務作業は当然ながら、写真や動画などの編集もサクサクこなせる実力があります。

計測結果はいずれも当サイトで検証したものなので、あくまで参考程度にお考えください。

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15

CINEBENCH R15でCPUの性能をチェックしてみたところ、1,181cbという結果でした。

当サイトで検証した主なCPUのスコアと比較すると以下の通り。

CINEBENCH R15
Core i7-9700K
1,428
Core i7-9750H
1,181
Core i7-8750H
1,111
Core i7-8565U
733

デスクトップパソコン向けのCPU、Core i7-9700Kには敵いませんが、ノートパソコン向けCPUとしてはトップクラスのスコアです。

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20

CINEBENCH R20のスコアは2,502cbでした。

Crystal Disk Mark

CrystalDiskMarkでストレージの転送速度をチェックしたところ、なかなか優秀なスコアが出ました。

Crystal Disk Mark

今までメインストレージがHDDのパソコンを使っていた方なら、目に見えてパソコンの起動が速くなります。

一般的なSSD(SATA)やHDDと平均的な転送速度を比較すると、以下の通り。

ストレージの転送速度
NVMe M.2 SSD
(Gen4)
5,000
NVMe M.2 SSD
3,000
SSD(SATA)
550
HDD
120

ハイエンドクラスのNVMe M.2 SSDなら、読み込み速度は3,000MB/sを超えます。

今のところGen4に対応したM.2 SSDは第3世代RyzenとX570チップセットのマザーボードの組み合わせでないと使えません。

Fire Strike

Fire Strike

主にパソコンゲームを動かすうえで重要な指標となる、3DMarkのFire Strikeを走らせたところスコアは14,114でした。

主なグラフィックカードとスコアを比較すると以下の通り。

Fire Strike
RTX2060 SUPER
18668
RTX2060
14114
GTX1660 Ti
12984
GTX1650
7906

動画や写真の編集がスムーズになるのはもちろん、最新の3Dゲームも最高画質でサクサク動かせます。

VR Mark

Orange Room

VRゲームを快適に動かす指標となる、VRMarkのOrange Roomでは7,348というスコアが出ました。

最新VRゲームも快適に動かせます。

Orange Roomより重いCyan RoomとBlue Roomの結果は以下の通り。

Cyan Room

Cyan Room

Blue Room

Blue Room

Steam VRパフォーマンステスト

Steam VRパフォーマンステスト

Steam VRパフォーマンステストも、最高スコアの「レディ」を叩き出しました。

オンラインゲーム

有名オンラインゲームのベンチマークソフトも走らせました。

いずれも解像度は1920×1080(フルHD)のデスクトップパソコンに設定しています。

重量級ゲームのFF15は高品質でギリギリ「快適」という結果に。

場面によっては重く感じそうですが、おおむねスムーズに動かせそうです。

人気MMORPGのFF14やドラクエXはグラフィックがかなり軽いため、最高画質でサクサク動かせます。

FF15

FF15
高品質6355(快適)
標準品質8319(快適)
軽量品質10316(とても快適)

FF14 漆黒の反逆者

FF14のベンチ-マーク
最高品質13093(非常に快適)

ドラゴンクエストX

DQXベンチマーク
最高品質13605(すごく快適)

フレームレート検証

ベンチマークソフトを走らせるだけではなく、実際にパソコンゲームを動かしてどの程度のフレームレートを出せるか検証しました。

今回プレイしたのは以下の4タイトル。

  1. PUBG
  2. モンスターハンターワールド
  3. SEKIRO
  4. ストリートファイターV

フレームレートの検出にはOCATを使用、ゲームプレイ中120秒間の平均値を算出しました。

PUBG
PUBG
最高画質122fps
モンスターハンターワールド
モンスターハンターワールド
最高画質62fps
SEKIRO
SEKIRO
最高画質60fps
ストリートファイターV
ストリートファイターV
最高画質60fps

人気ゲームのPUBGやモンスターハンターワールドを最高画質でサクサク動かせました。

PS4以上の高画質・高フレームレートでプレイできるので、ゲーム好きのクリエイターにもおすすめ。

ただし、モニターのリフレッシュレートは60Hzなので、PUBGのようなFPSゲームをやりこむならゲーミングモニターを使いましょう。

DAIV 5Nレビューまとめ

DAIV 5N

マウスコンピューターのクリエイターノート、DAIV 5Nをさまざまな点から検証してみました。

動画や写真、イラストからゲームまで、幅広い用途で活躍する汎用性抜群。

消費税と送料込みで約20万円といいお値段ですが、価格に見合った価値を実感できるマシンです。

業務用パソコンとしてはもちろん、作業環境に妥協したくないハイアマチュアの方にもおすすめ。

メモリやストレージなどの構成は予算に合わせてカスタマイズできるので、気になる方は見積もり画面をポチポチいじってみてください。

36回払いまで金利手数料が無料になる(記事執筆時点)のもうれしいポイントです。

DAIVがおすすめな理由
DAIVのおすすめモデルや評判を調査!購入時の注意点マウスコンピューターのDAIVをいくつか試してみたところ、クリエイターにとって使いやすいのは事実。しかし購入前に知っておくべき注意点もあります。このページはDAIVの魅力と注意点について解説。パソコンの買い替えを検討中の方は、ぜひご覧ください。...

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